南の空へ、みじめ、みじめ

2015年7月22日

前にいた会社の社長は中小企業ではありがちなタイプで、ちゃんと勉強したわけじゃないから、経営に対して不安がいっぱいあるのです。だからコンサルタントの類いが常に出入りしていました。また自社より規模の大きい会社にいた中途採用を重用する傾向もありました。

彼らはまず会社をみて、売り上げを上げるのは簡単だと説きます。自分がいう簡単なことをやれというのですね。簡単なことはできます、出来ていない理由があるのです、それが簡単じゃないのです。

多くの理由はしがらみと計画を遂行できない組織にあります。たとえば、無用に取引先が多いから減らそうと言うと、この取引先は昔からの知り合い、この取引先は融通が利く、などととりとめがなくなります。ちなみに融通が利くっていうのは有利なようで、その融通をコストに変えるとどうかって考えなくてはいけません。

で、そのしがらみや、社員教育そして最大の問題が社長にあるということに行き着くと中途採用は辞め、コンサルタントは去っていきます。

こんなことをとても数多く体験しました。こういう環境の社員はしらけます、個人技にしか関心がなくなります。

規模も問題も違うけど民主党の政権に似た物を感じています。だから…。

Sabado,treinta de julio 2011

(Hatena::Diaryより転載)