日本の民族問題

2015年1月23日

旧 5月3日 先勝

国会で「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」が採択されました。
決議するまでもないことですがね。
ほとんどの日本人は同一民族、同一言語のつもりでいるけど、日本にも小数民族も異文化もあります。

今でこそ沖縄が人気あって、大久保や上野のコリアンも認識されていますが、
マイノリティがあまりにも小さい(小さいうえに小さい)ので、かつては無視あるいは、
「あるけどない」って日本の責任者のとりがちなパターンだったのです。

アイヌ語ってあるのですが、日本語とは全く違うものらしいです(語意の借用はある)。
文法も膠着語という、アメリカ先住民に近い種類だとか。
農作を国富の礎にした大和民に対し、アイヌは猟集文化を守ってきました。

蝦夷として先住民を追いやって、東北の地に勢力を広げた「征夷大将軍」ってものからして
アイヌが先住民って認めているようなものです。
(征夷大将軍についてはそうそう単純な問題でないのですが)

そのアイヌ語ですが、今では流暢に話せる人もあまりいないとか、
せっかく決議したなら、懸命に文化の保存に尽力願いたいものです。

(Hatena::Diaryより転載)