SFと宗教

2015年1月20日

生物学的に人間の死をとらえたり、物理科学的に霊魂を考えると、死は生物の活動が停止したわけだし、霊魂なんてそんなものは存在しないということになるわけです。
でも、われわれはそうとばかりは言わず、適当なとこで宗教的価値と科学的価値を混在させています。

これから大手術にむかう患者がお守りをもっていても、たいがいのお医者は「そんなのは迷信ですよ」とは言わないでしょう。むしろ患者の精神的な効果によいと考えることもあるでしょう。

昔はろくな科学知識が無いのだから、迷信かどうかもわからない、わからないけど理論としてあるものを信じる。信じさせられていたと思います。

今でも、それが本当かどうかわからないことはたくさんあります。
例えば、アインシュタインが「相対性理論」を発表し過去の物理学の一部は否定され、新しい理論が証明されました。そのひとつが核の開発につながったのはあまりに有名ですね。

相対性理論では、速度と時間の理論があります。つまり、物質の速度が高速に近づくと時間は非常にゆっくりと経過するというものです。それまでの物理では時間は不変ですから大きな差です。

これは、今の所人間が感じる事で証明はできないのですが、時間がゆがむという話から、作家がいろいろ想像しいくつもSFにしています、タイムマシンやら、宇宙船のワープ、四次元、パラレルワールドなどなど。もちろんこれらの事は、今は夢物語です。

では、将来はどうでしょう?
それとこの事は、過去に宗教を創った人の想像力とどう違うのでしょうか?

(Hatena::Diaryより転載)