ナス科の益害

2014年10月15日

昨日の話の続き、

トマト、ジャガイモ、トウガラシはアメリカ大陸原産で。これら全部ナス科です。
よくいわれるのは、今日のイタリア料理、中華料理、韓国料理などはトウガラシなしにはあり得なかったし(イタリアはトマトも)、ドイツやイギリスなど高緯度で痩せた土地を持つ国家にジャガイモがもたらした益はとても大きかった。

タバコもまたナス科の植物で、世界に広がりました。

ジャガイモの芽に毒があるようにナス科の植物は葉茎や根、実に有害な化学物質を持つことが多く毒ではありませんがトウガラシの「カプサイシン」など刺激の強い物質もあります。タバコもニコチンがあるし。

「華岡青州」って人は世界で初めて麻酔手術を成功させた日本のお医者さんですが、この麻酔薬はチョウセンアサガオ(曼陀羅華)で作っています。
アサガオという名ですが、ナス科の植物です(別名:キチガイナスビ)。
花が朝顔に似てるんですな。

「華岡青州の妻」という大映の古い映画がありまして、若尾文子、市川雷蔵、高峰秀子が出演しています。
悲しい作品ですよ、一度ご覧あれ。

(mixi日記から転載)