歪んだストック

2015年1月9日

なんか社会問題ばかりですが、きょうもひとつ。

例の円天の被害者の5割が60歳以上だそうです。
退職金や貯金、年金をつぎ込んでいるのです。

格差社会といわれていますが、就業の形態にも格差がありますが、
ひと昔前と現在で、貯蓄あるいは退職金などの面での格差あり、それが今後広がっていくと思います。

安い収入でもつつましく生活し貯蓄をするといった傾向はなくなってきているでしょう。
収入が安すぎてつつましくても貯蓄もできない、生活すらままならないというのもあるでしょうし、
奢侈し流れることもあるでしょう。

プラス年功序列のない今、若い人の収入は安定して上がりません。
全体的な傾向として若い社会人の貯蓄は減っていくでしょう。

それに反して、年寄りが使う用途のないお金を沢山持っています。
それはかつての年功序列や、退職金のシステムで手にしたお金なのですが、
使いみちは数少ない趣味や、孫の為など限られています。

コツコツためてきた人達だから、使い方もうまくないのです。

結果として、年寄りと若い人で貯蓄の差、正当な年齢差を考慮してもどうも歪んだ差が
現れていると思います。

その資金の流れ先が詐欺まがいに吸い取られているのは、情けない事です。

円天のような話は「そんなうまい話があるか」ってうたがうべきです、
お金持ちのお年寄りさん、上手にお金を使いましょう。

(Hatena::Diaryより転載)