食料品の値上げ

2015年1月9日

食料品に限らないのですが、輸入原料の高騰で、カップラーメンなどが値上げになるそうです。

前の職業の時にも大規模な食品の値上げがあって、袋ラーメンが72円から82円に、カップラーメンが128円から145円に上がりました(一般的な小売り価格)。
それから十数年経っているそうです。

僕らが子供の頃に比べると、日本の物価は非常に安定していて、しかもここ数年はデフレで、「物が高くなる」という事をあまり経験していません。
デフレの頃、経済学者は「インフレターゲット」という事をいい。物価の上昇による景気上昇を語っていましたが、実際の物価高は今のようにおこるものです。
物価が上がっても、購買力が伴わず景気は良くならないでしょう。

お菓子の業界では既に、小売り単価は変えずに一箱の分量を減らすという「実質的値上げ」をおこなっています。これは気づくか気づかないかによって、消費者の感じる値上げ感が変わります。
100円ショップなどではこういう手段が常套で、商品のメーカーや規格を調整しながら、100円で魅力あるアイテムを差し替えています。

基礎的な食品の場合、例えば米などでは10kgでいくらで、それが上がると打撃です、野菜なんかもそうです。

しかし、今の我々の消費には「嗜好品」が多くあります。
インスタントコーヒーやタバスコなどを一瓶使い切れずに捨てた経験のある人は多いと思います。

食べきれずに捨てる、使い切れずに捨てる。
これは非常に多いですね。

それと物の値段はひとつではありません。全く同じものを一物二価で売ることはいけませんが、目的や業態で価格は変わります。

最近は業務卸用の食品を小売りするスーパー(Big Aなど)があります。ヘビーに使う食材があったらそういう所で買うとぐっと節約できます。

ただし、買い過ぎて捨ててはダメ。

計画性をもって「有利な買物」「捨てないこと」を意識して消費をすれば、多少の物価上昇を吸収できると思います。

メーカーも小売りも、消費者に商品をつかませてお金に変えれば、あとは野となれ山となれ的な面が少なからずあります。そんな体質で値上げもおこがましいのですが、消費者は強くいきましょう!

(Hatena::Diaryより転載)