イオンの反省

2015年7月1日

旧 2月23日 赤口

今日の朝刊で「イオンの反省」という全面広告が載りました。

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イオンの反省
私たちイオンは、世の中の変化に対応できず、お客さまを見失っていた
ことを反省します。百年に一度と言われる不況の中、イオンは、お客さ
まが本当に求めている商品やサービスを提供できていませんでした。

◎イオンの価格は、他店にくらべて、決して安くはありませんでした
◎イオンの売り場には、欲しいと思える商品が並んでいませんでした
◎イオンは、お客さまへのサービスを、怠っていました

私たちは、反省します。お客さまの声に深く耳を傾け、他の優れた
企業から積極的に学びます。もう一度、お客さまが求める本当の
低価格、売場、サービスを取り戻すことに全力を尽くしていきます。
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一読して如何でしょう?
とても自虐的で、反省→変革をうたっています。

私はこの会社の従業員が可哀想だと思いました、
なおかつ、方向的に間違っていると思います。

仕事(経営)をする上で常に反省し改善することは大切なことで、
その継続ことが、成長に繋がるのだと思います。
それは、丁寧な作業でなくてはなりません。

このイオンの広告は、「とりあえず全否定」です。
では、先の具体的な計画は、…見えません。
ホームページを見ると多少は具体的に書いてますが、
要するに「安売り」をするということ。

現在、スーパーの価格競争の相手は既に同業種ばかりでなく、
ドラッグストアであったり100円ショップであったりします。
そんな中、お客さまが選択する判断を「価格」だけにもっていくのが、
イオンとして正しいのか?

西友は「KY:価格安い」である程度の集客効果があるようです。
おそらくここがもっとも気になっているのだと思います。

でももともと安物売りの店にアメリカの資本が入っている会社と、
ジャスコの後身である会社が同じ道を歩むのはおかしいです。
自滅しますよ。

(Hatena::Diaryより転載)