老舗の悲劇

2015年2月2日

旧 10月28日 先勝

六十ハップという入浴剤を製造していた、武藤鉦製薬が業務を停止するそうです。
創業100年以上の会社らしいです。

この入浴剤は硫黄を含んでおり、硫化水素自殺の材料としてネットで有名になりました。
それがあだになり、薬局、ドラッグストアで販売自粛となり、
商品の流通がままならなくなったということです。まことに迷惑な話です。

私はこの入浴剤を使ったことはありません。
硫黄が配管を傷めるので、現在の一般的な循環系の風呂釜では使えないのです。

多くの人が私と同じで使ったことがないのでしょうが、
長い期間商品が存在してたということは、それなりのユーザーに愛されていたのでしょう。
そしてそれらの人は、この硫黄系の入浴剤を購入できなくなるのです。

なにか、悲しさを感じます。

(Hatena::Diaryより転載)