芝浜と薩摩藩邸

2015年1月23日

旧 3月16日 赤口

何度か書いてるけど田町で働いています。
田町の風景 – たけいちろうの日記

田町というけど、地下鉄の駅は三田で、住所は芝です。三田っていうのは慶應大学が有名です。慶大から少し北に東京タワーがあり、その少し東に芝の増上寺があります。増上寺の参門のひとつが大門でJRの駅は浜松町といったロケーションです。

田町の駅のあたりは江戸時代に芝の薩摩藩邸があり、篤姫も一時ここに住んでいました。大河ドラマは今まさにその頃です。
芝のお屋敷の西から高輪あたりまでの浜を「芝浜」と呼び、江戸時代には河岸がありました。雑魚場といい小物の魚が獲れた浜でした、しばえびの名はここから来ているそうです。

「芝浜」という有名な落語があり、円楽師匠が芝浜の出来が不満で引退したのは記憶に新しいです。

魚屋芝の市場に魚を仕入れに行くが一時(いっとき)時間を間違えて問屋がありていない。仕方なく浜で顔を洗い休んでいるとき大金入りの財布を拾う。喜んで帰ってまた大酒を呑んで寝てしまう。寝ている間に奥さんが財布を隠し、起きたら財布なんか拾っていないと告げられる。夢だと納得し、自分の酒癖を恥り、酒を断ち、心をいれかえて商売に精をだす。

3年後、通りに店(たな)も構えるように商売は成功し、大晦日を迎える。そのとき奥さんが、実は財布の話は夢でなく、ここにあると拾った財布をだす。財布を隠した理由を話し詫びる。
魚屋は奥さんを怒ることはせず、逆に感謝する。
そこで、3年の禁を解いて一杯やってくださいと、奥さんがお酒を用意する。

杯を口に運んだが
「よそう、また夢になるといけねえ」

(Hatena::Diaryより転載)