裁判員制度 (今日はちょっと長文)

2015年1月23日

旧 3月6日 友引

今日、月をみたら三日月でした、旧暦の3日の月で「三日月」ですが、実際の3日は少し細いです、本来は細いのでしょうか?
花王石鹸のマークなんかの三日月の印象が強く、固定観念が正しくないのかもしれません。

ところで、今日は「裁判員制度」。近く始まるのに私はほとんど知識を持っていません。
先日、知り合いと飲んで話していたのですが、周りの人間の知識も五十歩百歩。そこでいろいろ疑問もでました。

  • 裁判員で会社を休むには…
  • 手当ては出るの?
    etc.

最高裁判所が広報用のホームページを作っていました、そこで調査。

  • 会社を休むには有給でも、無休の休暇でもかまわない。後述する手当てと有給の二重所得も問題ない。ただし源泉は取っていないので状況によっては確定申告申告が必要。
  • 裁判員に参加することによって職場は不当な扱いをすることはできない。
  • 裁判員の辞退は可能。ただし相当の理由が必要。単に「仕事が忙しい」「体調が悪い」では不可。

もし、不当な扱いを受けたらどうするのでしょう?労働基準監督署に届けるのですかね。でも労使関係って微妙で、一度不利益を喰うと取り戻せないものです。休みが取り辛いって問題は大きいと思います。(絶対トラブるって)
個人事業主なんか、営業、業務、集金、資金繰りって神経の休まる暇がない人がいっぱいいます、それをどんな基準(一応あるけどあいまい)で適用するのか、これもトラブるでしょう。

  • 手当ては出る、日当一万円以内。旅費、宿泊費も規程の範囲で出る。

財源はどこなんでしょう?たとえばね、地方に出向しているしている人が現住所の裁判員に選ばれたら旅費が出るそうです。無駄じゃないかな。

「職業選択の自由」には、生活を成り立たせる職業ではないので抵触しないとのこと、憲法的には18条の「拘束・苦役からの自由」の方が問題なようです、しかし最高裁判所が指導して行なうのだから、憲法に抵触してるなんて認めるはずがありません。

自動車の免許を再取得している時に、試験の予約をしてもキャンセルの連絡もなしに来ない人が意外と多くいました。毎回いたと思います。
他の重要なことでもそういうことってあるでしょう。
大人って、日頃の仕事なんかを離れるといいかげんなものです。大丈夫でしょうか?

最後に、当たる確率。

相応の裁判は年間3100件(昨年実績)、一裁判に6名の裁判員。候補者は50~100人。
(候補者も裁判所に行かなくてはならない、そこで選任)
日本の有権者が約1億500万人。

候補者になる確率:330~660人に一人(0.15~0.3%)
裁判員(補助員除く)になる確率:約5000人に一人(0.02%)

ちなみに、視聴率のサンプル家庭っの人って会ったことあります、ぼくは無いのですが。
全国で、だいたい1000世帯だそうです。
これを、全国の世帯数5000万で計算すると。確率:50000世帯に1世帯(0.002%)

おおむね、視聴率のサンプルの10倍の確率で裁判員になり、100倍の確率で裁判員候補者になるようです。

(Hatena::Diaryより転載)