昭和ひとけた社長ふたけた社員

2015年1月20日

2005-04-14

「昭和ひとけた社長ふたけた社員」 1971年 東宝

久々に映画です。
今月、日本映画専門チャンネルでやっていました。
これは社長シリーズの続編と言われていて、存在は知っていたのですが、
観たことがありませんでした。

感想は、×でした。
石田勝心監督の作品もそれなりに楽しい娯楽映画で、
(当時の)若向きのテイストもあり、
後期の社長映画とある部分では遜色ありません。

しかし、後期、フランキー、三木が抜け、ついに森繁もいない映画は
キャストの線の細さがとても寂しいです。

社長、小林桂樹の娘で課長黒沢年男が惚れているのは、酒井和歌子です。
社長シリーズの後期作「社長繁昌記」でこの二人は恋人役ですが、
その後のヒロインは内藤洋子です。

酒井和歌子もこの映画ではミニスカートをはいてがんばっています。
和服も披露です。
酒井和歌子の可愛さも良いのですが、スター性は圧倒的に内藤です。
でも内藤洋子はこの年の7月に「喜多嶋洋子」になって渡米してしまいます。
そんな折の酒井の起用かととも推測します。

私としては、この映画で社長シリーズが終わってよかったのではと思うシーンがいくつかあって、
「続・社長繁昌記」で、社長や重役のザルソバの注文をほっぽらかして、黒沢年男が
酒井と仲直りして終わるシーンが大好きです。
(似たようなシーンを昔、小林桂樹と団令子がやっていると思うのですが思い出せません)

なんだかんだいって、当時の酒井和歌子は可愛いので、今日の写真です。

(Hatena::Diaryより転載)