河原乞食学

2015年6月30日

旧 10月21日 赤口

仕事に貴賎があるとも、持つ人でお金に違いがあるとも思っていませんが、
稼ぐお金と貰うお金は違うと考えます。

我々サラリーマンでも「稼いで給料を貰う」わけですが、
稼ぐっていうのは、自分の力で付加価値を生み出してお金を得る。
貰うっていうのは、そのとおり貰う。

付加価値にもいろいろありますが、
実際に何か作るとか、売るとか自分で金を得れば、文句いわれずに自分の稼ぎになります。

そのお金を「お流れ頂戴」する仕事もあります。

芸能やスポーツで興行をして稼げればいいのですが、
売れない芸人、金にならないスポーツ、学術研究なんかは、
タニマチがいないと食っていけません。

先日の事業仕分けでも、この手の予算が検討され、
著名な学者が「歴史の舞台」うんぬんなどと言っていました。
でも、タニマチ(この場合、国民)のNOがでたら、そういう食い扶持は、
減らされてしまう。仕方ないと思います。

自分で付加価値を生み出さず、食いつないできたもっとやっかいな人種が、
税金で暮らしている人たちで、
公務員が必要ないなんて言いませんが、多くの公益法人なんかがでたらめで、
仕事もせずに高給を得ていたことが少しずつ暴かれています。

公共事業で潤っていた人たちも、それが世のために役立つのか再検討すると、
案外重要でなく、そんなものがいくらもあります。

そうなると誰でも少しはやましくなるわけで、
だんだん声が小さくなってしまいますが、
自分達の「仕分け」も考えて、建設的にいきましょう。

Lunes,sis de diciembre 2009

(Hatena::Diaryより転載)