法律と我々

2015年7月1日

旧 2月29日 赤口

ある法令をデータベースにするという仕事をやってます。
このところかかりきりでした。
明日、一応納品です。

細かいことは書けませんが、法令とそれに関る規則、告示、例示、通達などを
リンクさせるようにHTMLで組むというもので、
(受けた時は本のテキストをhtml化するというだけだった)
最終的には本を精読しなければなりませんでした。

しかし、法律というのはわかりにくく、細かい。
最初に制定した時から時間がたって、
改定したり新制をつくったりで、
いろんなケースに応じて細かくなっていきます。

今、我々を支配している法律がどれだけあるのでしょう?
きっと膨大です。

国会議員っていうのは、法律を作るのが仕事で、
ずーとつくり続けています。

電気をつけてもテレビを見ても、道路を歩いていても、
兄弟げんかをしても、全部法律にかかわります。
すぐに罰せられるということはないけれど、
知らないまんまでは、損をすることもあります。
近年以前の年金制度などは、知らないと損をしました。

もちろん、法律は図書館でも読めますし、
政府広報にも発表されます。
しかし、あの条文はねえ。

「前条に掲げた事例は通達第●条●項に示した方法による。」
こんな文章なんかが多くて…。

集団を構成する個々の能力が高ければ、
ルールは少ないほど良いと思います。
現代は、逆で、法治=民主主義なのでしょうが、
支配者も民も愚になっているのではないでしょうか?

(Hatena::Diaryより転載)