内需を考える

2015年1月30日

旧 10月17日 友引

夕方ラジオを聞いていたら「荒川強啓ディキャッチ」で宮台真司さんという人がコメントを述べていて、
(ちなみにこの人は『14歳からの社会学』という今売れまくってる本の著者です)

「今の日本の経済状況の中では内需を拡大しなければいけない、そのためには地方の活性化が必要」というような内容でした。
特に変わった意見ではないのですが、経済を語る人が「内需」を言うたびに疑問をおぼえます。

内需っていうのは生産したものの需要が国内にあることです。あたりまえか。
だから、僕らが国産品を欲しい!って思わなければならないのだけど、

日本はかなり洗練された小売り(店、バーチャルな店)を持っているので、顧客は良いものを先入観なく選ぶことが可能です。
小売り業はアメリカの方が発展してますが、所得層によって小売りのタイプが異なったり、実は万民に有利な状態ではありません、そのギャップがあるから西友-ウォルマートはうまくかないのです。

話がそれました。
日本で買う電化製品はブランドは日本のメーカーだけど、中国製、台湾製、マレーシア製、etc.
だったりします、これを買っても内需にならない。

食品がさんざん輸入品なのは承知のとおり。

逆に、日本で作ったものは外需頼みだったりします。
世界で誇れる工業技術製品は、当然国内でも消費しますが、輸出してナンボのものです。

産業から日本のかたちを考えると、
鉱産資源、エネルギー資源にはとても乏しい国です、これは輸入せざるを得ません。
食料、かつては自給可能でしたが、今は不可能。国内の農地を再整備しても自給は不可能でしょう。
でも戻していくことは可能です。

サービス業、経済的に豊かで国民性もあり、日本人が海外に行くことはあたりまえになりました。
でも、歴史的に世界有数の物をもつこの国をアピールして観光させることはあながち不可能でないと思います。

なんで、これができないかっていうと、「日本人」を喪失しているのですよね。
自分たちが欧米に同化しようとして満足している。
自分の魅力忘れて。

シンガポールのような商業、金融立国は日本は無理です。
この時代だからでなく、ああいうのはなんとなくプレーンな国がいいのです。
おかしくなっちゃったけど、アイスランドはそんな国です。

だらだら書いたけど、
「内需」のための収入をどうするの?ってことです。
貿易に頼って生きている国が「内需」という片方にだけ向きを変えるのは不可能ですよ。

(Hatena::Diaryより転載)