穢れと水道水

2015年1月15日

公立学校の一部で水道水を受水槽タンクからの給水をやめ水道管からの直接給水に変更するそうです。子供達が学校の水道水を飲まないことへの対策とのこと。
調布なんかまともな水道水だけど、スーパーじゃミネラルウォーターが売れてるし、自販機みたいな浄水器も人気高いです。

海外旅行にいくと「この水道水は飲めません」なんて時があるけど、それはおおむね
・衛生的に問題がある
・硬水である
などの理由です。

日本の水はおしなべて軟水だし、水道局も衛生的に問題がある水は供給しません。
水道水が嫌われる理由が
・塩素消毒(まずい)
・受水槽(不衛生かもしれない)
だと思います。

塩素は汲み置きすると抜けます。ペットボトルにいれて一日冷蔵庫に入れておくと多分ソムリエでもわからないレベルにいくんじゃないかな。
受水槽はひどいとこもあるけど、一度見たほうがいいですね、なんか伝聞に左右されてます。

さあ、ここがポイントこの伝聞が「水道水は汚い」って感情をもってしまうのです。

井沢元彦が書く話では、日本人が他人の茶碗や箸を好んで使わないのはそれが「穢れる」行為だからです。茶碗なども箸も無機物で洗って消毒すればおろしたて同様にきれいになります。が「でも前に人が使ったんでしょう」と考える人は少なくありません。井沢さんはこれを「日本教」とよんでます。

先の水の話ですが、ここの水道局はこれこれの処理でこんなにきれいな水ですよ、といっても。受水槽は定期的に清掃して問題ありません。といっても、「でも、水道の水でしょう」というのが現代です。

じゃあ、お聞きしますがあなたの買ってるお水、素性知ってますか?そんなにいいんですかい?

そんな理屈は通用しないのです、水道水は既に穢れていて、買ったものはだから。

他人の箸でも平気だったり、水道水も平気で飲む私は、日本人から少し離れているのかもしれません。

(Hatena::Diaryより転載)