カップヌードル

2015年1月15日

数日前ですが、日清食品(株)会長の安藤百福さんが亡くなりました。96歳だったそうです。
いわずと知れた「チキンラーメン」「カップヌードル」の産みの親です。

私は食品の小売りが長かったのですが、業界に詳しくなるにつれ、「インスタント」「添加物」「イミテーション」などへの問題意識、アレルギーが高くなっています。

なので、日清食品、味の素、サントリーなどは問題商品で大きく儲け、なおかつ社会的貢献をしているふりをしている厚顔無恥なメーカーだと思っています。

いや、ある部分で思っています、が、これらのメーカーにはやはり偉大な部分があります。

日清食品はなんていったって、誰でも食べられる食品を作ったこと。それまでの日本人の常識として、「男の人一人じゃご飯の支度がままならない」だった時代です。チキンラーメンがなければ小池さんは餓死しています。
餓死はしなくても、経済的に外食よりはるかに安いこの食品の与えた効果は大です。
(その後のレトルトカレーやパックご飯も貢献度は高いです)

味の素はかつて高級食材にしかないうま味を身近にした面での効は大です。昔の庶民は塩からい菜で飯を食うものだったのです。
ただ、時代が豊かになり、この調味料の使い過ぎが問題です。あと一時怪しい造り方をしてました。

サントリーはイミテーションリカーメーカーで大きくなりました。赤玉ポートに始まり、モルトなんてほとんど入っていない「オールド」で一時代を築き。
でも今は、良心的な製品を多く出しています。山崎モルトからモルツまで良いのでは?
発泡酒が成功しなかったからっていうのもありますが…。

つまり、どのメーカーも貢献と罪つくりの両面があるのです。以前も書いたけど、現代に生きてくには加工食品と縁は切れないので、うまく利用することが大事で、そのためには冷静な知識と情報が必要です。
マスコミや雑誌はどのメーカーよりもうそつきです、勉強しましょう。

(Hatena::Diaryより転載)