死刑にならない

2015年1月20日

幼い子に性的な暴行をして、殺害した。もし仲間内や町内会が裁く権利があればほぼ全会一致で死刑に賛成するでしょう。裁判所がやる裁きはそれとは違いますがすっきりはしませんね。

死刑の下が無期懲役ですが、その間があればどうでしょう?昔は、片輪にしてしまうとか、身分を落とすとかがありました。まあ、今では人権的に無理ですね。中国の田舎や、北朝鮮では可能かもしれません。

そもそも今の無期懲役はほんとの終身刑ではないです、10数年で出てきます。文字どおりの終身刑にしてしまい、一生日の目を見させないというのも一つの手です。

江川紹子が「週刊ポスト」に書いていたのですが、刑務所は高齢化問題で大変だそうです。再犯を重ねる犯罪者。シャバに出ても適応力がなく、つまらない犯罪を繰り返し居心地のいい刑務所に戻ってきてしまう。
懲役囚は働かなくてはいけませんが、外の社会の労働だってつらいです。懲役囚は病気だったら寝ていられます。社会にいなくていいのであれば刑務所にいるほうが楽だと思う人間がいたって不思議ではありません。
なにより犯罪者を刑務所にいさせるのは税金がかかります。お金で考えたら、刑務所に来ないでほしい(死刑、これも経費がかかるけど)、刑務所から出ていってほしい。

殺されてしまった人の感情は計りしれず、裁判は残された人の感情の戦いです。では、ある宗教のように「目には目を」なのか、他のある宗教のように「罪を憎んで人を憎まず」なのか。これは難しいところです。

(Hatena::Diaryより転載)