黒沢年男

2015年1月20日

久~しぶりに映画の話。

「死ぬにはまだ早い」 1969年 東宝
83分の映画ですが、1時間のドラマ(正味45分)ぐらいにしか感じませんでした、これは悪い意味でなくテンポがよく観やすいということです。ストーリーは、明るい話じゃなくあるバーで男が客を人質にたてこもり、その中の人間ドラマです。

緑魔子、当時いわゆる普通じゃない女優さんです。脱ぎますし汚い役もこなします。ちょうど50~60年代の映画女優から70年代の雰囲気に変わる頃を象徴する人かもしれません。
彼女は、高橋幸治演じる紳士と不倫関係で、帰りにこのバーに立ち寄り事件に巻き込まれます。人質の中でキーになる存在です。

たてこもりの犯人が黒沢年男です。東宝のニューフェースを経て、この頃は非常に多くの映画に主演しています。社長シリーズなどではコミカルな役ですが、この映画を含め彼が主役でアウトローを演じる映画があります。
完全な悪でなく、どこか人間臭く、お人好しでまぬけなキャラを演じるといいです、実際そういう演出になっています。三船もそうですね。
後年バラエティーでいい味出すようになりましたが、この頃から片鱗はあったようです。

(Hatena::Diaryより転載)