うそばっかり

2015年1月16日

今日ネットのポータルのニュースや新聞の夕刊に出ていた記事。
「PET、がんの85%を見抜けず」

PETは放射性物質を含んだ薬剤を注射し、がんに集まる放射線を検出してがんを発見する装置。(読売新聞夕刊)
CTスキャンの様な装置で全身を撮影し、細かいがんも発見すると話題の検査法でした。
検診に保健がきかないので、10~20万円という検査費用は自己負担。

我々が年単位で受ける健康診断では、バリウムを飲んでレントゲン程度です。人間ドックに入る人はもう少し細かい検診を受けますが。自覚症状のない小さながんはなかなか発見できません。
PETはその手の救世主のような扱いをうけていました。

コエンザイムQ10はじめ、サプリメントが効くとか効かないとか、何を食べると身体にいいとか悪いとか。
週刊誌などでは、○○がんの名病院、なんて特集したりもします。

ひとつひとつが情報で、見たり聞いたりした人は自己の責任とはいえ、影響されて行動するのですよね。
おそらく、数ヶ月、数年前の新聞で、「がんの新しい発見法、PET」程度の記事があったはずだと思われます。

ジャーナリズムだから、情報を正確に伝えれば良いのですが、いいかげんなというか、後に責任のもてない情報をまき散らし、違いましたと情報にし、それで済んでいます。

うそばっかりです。

永田某と変わらないでしょう。

(Hatena::Diaryより転載)