腰がひけた小泉

2015年1月15日

「紀子さま懐妊」がニュースです。まだ生まれるとも、男子か女子かもわかっていませんが、皇室典範改定をぶっとばすインパクトをあたえました。
小泉さんはすっかり腰がひけて、法案はとりあえず成立しないようですね。しかし、ここで引くというのは明確な理屈が最初から成り立っていないことの証明のようなもので、たとえ敬宮さま(愛子さま)の弟が誕生しても、長子を天皇にするという案だったなら、皇太子の弟の第三子ができたからって引っ込める論旨がたたないですよね。

秋篠宮さまっていうのは、結婚されたころはちょっと軽さも感じましたが、最近では貴族然とした雰囲気があって、私は好きです。
頭もよさそうで、今生天皇、皇太子とはちょっと顔つきも違っていて、もし今度生まれるお子が天皇家を引き継ぐなら良いことだと思います。

万系一世というのをワインで考えてみました(とっても不謹慎ですよ)。フランスにはA.O.C.(原産地統制呼称)というのがあって、決まった場所で、決まったぶどうで作ったワインにしかその場所のワイン名を名のれません。「ロマネ・コンティ」という一区画のぶどうだけが「ロマネ・コンティ」で隣にいったら「ラ・ターシュ」などと違う名前になります。「ロマネ・コンティ」のある村が「ボーヌ・ロマネ」村の名前のない畑からとれたぶどうは「ボーヌ・ロマネ」というワインになります。そして「ボーヌ・ロマネ」は「ブルゴーニュ」という地方にあります。「ブルゴーニュ」で特に村名などをもたない畑のぶどうは「ブルゴーニュ」という名前のワインになります。

天皇家の女系を承認することは、畑を飛び出して、古くは源氏、平家、藤原など数多の貴族のA.O.C.と同じ格付けに下がることになるのです。

格付けのルールを変えるのは、格付けというものの持つ意義まで下げてしまうのです。

かえってわかりにくい話でしたかね?

(Hatena::Diaryより転載)