天皇制について

2015年1月15日

女性天皇、女系天皇の問題を含む皇室典範の改正問題で、反対派と推進派の温度差が増してきました。今朝の産経新聞では、寛仁親王殿下が再度この問題で発言された内容の抜粋を載せていました。

当事者から意見が出ていて、それが反対意見なのに封じるのは危険です。寛仁親王殿下は自分のお立場がぎりぎりだと思って発言されていると思います。もっと深い当事者の方々は発言すらできないお立場なのですから。

この問題で小泉総理は当然推進派です。平沼さんが反対派の代表で、まるで郵政の再燃のようです。しかし違うのは郵政には小泉さんは真剣でした、この人のライフワークでした、死んでもいいと言ったのも本心でしょう。
でも、この皇室問題は、単なる功名心にしかみえません。

前にも書きましたが、あまり言われてなくて不思議なのはなぜ「天皇制をどうするか」が話題にならないのでしょう。数千年の歴史といいますが、明治以前と以降では天皇制は変わっています。マッカーサー後も変わっています。
そんな中で、ただ続いてきたから素晴らしいではなく、もっと深い考えを国民に提案する必要があると思います。

もう一つは、時代で人の価値観や制度(憲法も法律も)変わることがあるけど、何世紀もの歴史は残るということです。あるものを壊したり、無視したり否定したりはできるけど、実は過去は消せないのです。

そんなこと思います。新聞に識者が書いていること、政治家の考え、どれも陳腐すぎます。

(Hatena::Diaryより転載)