白昼堂々

2015年1月22日

「白昼堂々」 1968年 松竹
九州の炭坑が閉鎖し仕事にあぶれた人間たちが犯罪集団(スリ)を結成します。その親分が渥美清。
一方元スリで更生しいまはデパートの保安係をしているのが藤岡琢也。彼らと昔から関っている刑事が有島一郎。スリ集団には生田悦子、佐藤蛾次郎、田中邦衛。そして、保安係につかまりながら財布をスった倍賞千恵子が加わります。スリ軍団の御用弁護士はフランキー堺です。

東宝系でも三木のり平がスリの映画や、小林桂樹が小悪人の映画があります。もちろん今日取り上げた作品含めみな喜劇です。現代で同じような映画を作ったら喜劇になるのでしょうか?

コント55号が主演しています。といっても冒頭のシーンだけですが、この頃とても売れっ子の欽ちゃん、二郎さんです。しかし見た感じは最近とあまり変わっていません。二郎さんなどは大病を経てたいしたものです。

渥美と倍賞が夫婦役で共演です。「男はつらいよ」より前の作品ですが、寅、さくらがしみついている目で観てしまいます。当時の人はもちろんそういう予断なしで観られたのですよね。

(Hatena::Diaryより転載)