昭和30年代

今回号の「週刊ポスト」で関川夏央さんが、昭和30年代ブームについて斬る発言をしています。
皆あの時代が本当に素晴らしかったと思っているのではなく、あの時代というジオラマをみて満足しているのだと。

このブログでさんざん昭和回帰しておきながら、私もそう思います。
カビ臭い家、便所のにおい、冷やご飯、エアコンのない生活。
今の便利で衛生的で、安く高品質の消費財に囲まれた生活とは全く違う世界でした。
生活レベルが少しづつ高まってきて、今に近くなってきたのは昭和45~50年頃からだと思います。

私は、当時に帰るという事ではなく、昔を知って考える。
何が変わって、変わらないか。何を得て、失ったか。

昭和30年代の映画では、サラリーマンも大概家に帰ると着物(和服)に着替えています。
こういう文化は失われて、取り戻せません。
減反した田んぼは容易に元に戻せないように、失ったものを取り戻すのは困難です。

だから、昔を知って、それでも今我々にのこる日本人を保っていきたい。
少なくともそれを理解したい、そんなふうに考えています。

(Hatena::Diaryより転載)