芸者

2005-05-31

今日は芸者さんの映画です。

「夜の流れ」 1960年 東宝
まず、最初に当時、どういう客層を狙ったのか考えました。
若干青春系のテイストが入ってますが、きっと今の昼メロの客層。
当時は日中主婦だけで映画にいけるのは相当裕福な階層。
その辺を狙ったか、若干年輩者か、というとこでしょう。

有名女優がふんだんに出てきます。
料亭の女将が山田五十鈴、その娘が司葉子。
料亭の旦那の娘が白川由美。
芸者に、水谷良重、草笛光子、北川町子、市川悦子、塩沢登代路、星由里子など。
なんたって、星由里子がただの脇役です、贅沢です。
男優は料亭の旦那、志村喬、その知り合い宝田明。
板前、三橋達也。
ある芸者(草笛)の元旦那、北村和夫。
英語教室の先生、岡田真澄。

なにしろ和服美人が多くてそれだけでもこの映画の価値があります。
水谷良重は若くて飲んだくれ芸者、いい感じです。
北川町子好きなんです。声がいいです。
司の芸者スタイルもなかなかです。

そして山田五十鈴、ストーリーでは数え46才となってますが、
現実にはこの当時43才。まだまだきれいです。
この人は角度や表情によって、色々な人に似ています。
藤間紫にも似ているし、山本陽子にも似ています。
つまり、単純な美人顔ではないのですね。

ちなみに、現在では一番有名な市原悦子は失恋して自殺未遂を繰り返す芸者役です。

(Hatena::Diaryより転載)

貴ノ花

2005-05-30

今日二子山親方(元大関貴ノ花)が亡くなりました。
55才、早いですね。
ちなみに、貴乃花(次男、元横綱)は(乃、ノ)の字が違います。

なにしろ私の子供の頃はヒーローでした。
北の湖、輪島のという力士のなかで、小さくも人気のある人でした。
女性人気はすごかったと思います。
この人に匹敵するのは、千代の富士、寺尾ぐらいでしょう。
残念ながら息子達は(女性人気では)及びません。

親子程年の違う兄初代若乃花に入門し、大関に、
二子山の系列で藤島部屋を興し、後に兄の二子山を継承。
実子は二人とも関取になりやがて兄弟横綱。
私はこの頃のこの家族は我が世の春を迎えていたんだと思うのです。
そのままが続けばきっと幸せだったでしょう。
しかし、その後部屋の継承に関わる金銭の問題。
横綱の洗脳騒動。兄若乃花の引退後の廃業。
そして、親方の離婚。

貴乃花が引退し部屋を興し、これで一息という頃には病魔に犯されていました。
昔、大相撲ダイジェストで自分の部屋の力士の名前も平気で間違える
この親方が憎めなく、その頃は二子山部屋が嫌いだったけど、なんか良かったです。

合掌

(Hatena::Diaryより転載)

新宿民衆駅

昨日の続きです。

「社長忍法帖」 1965年 東宝
続・社長忍法帖の中で現代(当時)の東京の名所を紹介するシーンがあり、
民衆駅が出てきます、新宿駅です。
私は始めて映画を観た時、民衆駅の意味がわからず調べました。
今ではあたりまえですが、駅に鉄道以外の施設を入れることを前提に
タイアップして駅を建設(改築)するスタイルです。
新宿駅+マイシティーが全国で初の民衆駅でした。

東側は、歌舞伎町から大久保方面は風俗地帯含め栄えていましたが、
(赤線が廃止になっても、違う形で生き延びた)
西には淀橋浄水場の跡地という広大なスペースがありました。
経済的にとても可能性があったのですね。

結果的にはあまり格好の良くないビル群、
ホームレスの温床で都知事が取り締まる繁華街
今の新宿はそんなですが、
当時はきっと希望のある街だったのでしょう。

(Hatena::Diaryより転載)

新宿の風景

タイトル書いてみたものの、新宿と風景って似合わないですね。
しかし古くは甲州街道の最初の宿場、内藤家の住居があり、
今の御苑なんかもその土地を接収しています。
御苑に近い京王線設立当初の駅は「内藤新宿」です。
(今は京王のビルがあります、新宿三丁目のあたり)

さて、今日は
「幻の殺意」 1971 コマ・プロダクション(東宝配給)
ケーブルテレビの番組表で小林桂樹、若尾文子が出ているのがわかったので
録画してなにげなく見ていました。(だからオープンの配役は見ていません)
小林と若尾が夫婦で、二人の高校一年生の息子。
三人が和気あいあいとした夕食シーンから始まります。
こういうシーンの小林は娯楽映画の時と同じです。

ところがその息子に殺人の嫌疑がかかり逮捕されます。
そして息子の無実をはらすために調査をする父親。
このシーンでは、あきらめずに行動するタフな人物を演じます。

そして、母親の数奇な人生に事件の原因が浮かび上がります。

最初のシーンで今のえなりかずきのように見えた息子なのですが、
話の後半で『あっ!勘三郎だ』ってわかりました。
そうです、中村勘三郎(中村勘九郎)の少年時代です。
34年前だから、少年ですよね。

ところで、舞台が新宿です。
歌舞伎町や、西口ロータリーは今と変わらない部分もあります。
淀橋浄水場の跡地に立つ高層ビルは、京王プラザホテルしかありません。
(「太陽にほえろ」のオープニングシーンで使われました)

この頃の新宿を描いたのに、森崎東監督が森繁久禰主演で作ったシリーズが
あります。
最近は都知事の政策で少し静かになったようですが、
人間のもつエネルギーや、汚い部分(でも避けては通れない)をこの街で
吸収してきたのだから、その役割は無くならないと思います。

(Hatena::Diaryより転載)

アプレゲール

アプレゲールって言葉ご存じですか?
戦後しばらく使われた言葉で、フランス語でまさに「戦後」という意味です。
apres guerre 英語だと after war でしょうか。
意味合いとしては単に戦後という時間ではなく戦後派とか戦後の退廃的な雰囲気を
さします。
日本の敗戦後、旧来の財界人がパージ(追放)された間に商機を得て成功した、
「戦後の成り上がりもの」=「アプレ」です。
また、Give me chocolate に始まり、米国に影響を受けた文化、
(ファッションやセックス)もアプレでした。
50年代の映画では「あのアプレが…」とかいう台詞が良く出てきます。

さて、昨日から今日のニュースでフィリピンで旧日本軍
(新日本軍はないですよね、自衛隊ですもの)の生き残りの方がいると
報道されていました。
5/27の夜現在、まだ本人確認はできていないようです。
私が子供の頃の、横田さん、小野田さんの帰還も当然思い出しましたが。
一報を見た時は、「今年は戦後60年、当時二十歳でも80才、うそでしょう」
という感じでした。

明日以降のニュースではっきりわかるのでしょうが、
彼等は戦後の世界をどれだけ知っていたのでしょう。
ゲリラに囲まれているといいますが、本国がどうなっているか、どこまで知っていたのでしょうか?

横井さんと小野田さんは戦争がまだ続いているという感じで帰ってこられました。
当時は戦後30年弱、東京オリンピック、大阪万博を終えたまさに
「戦後ではない」国に、兵士が帰還したのがギャップでした。

この事についてひとつ続く問題を感じています。
中国、韓国との事です。
そのことはまた書きます。

(Hatena::Diaryより転載)

「首」 1968年 東宝
小林桂樹という人は多くの映画に出て、様々な役をこなしています。
中には悪役もあるのですが、それでも憎めない。
大概はお人好しでのんびりした人物が似合うようです。
バカ正直な役も良くあいます。
それに対し森繁はいいかげんで女好き、
でもいざとなったらがむしゃらにやる。
そんなだから共演も多いのでしょう。

「首」では、ある炭鉱夫の拘留中の変死をめぐり、
小林演じる弁護士が関わり、
始めはちょっと手伝うつもりが、大きく不正義な権力を知り、
ついには尋常でない方向にはまり込んでいきます。
森谷司郎映画の小林は、正直が正義感になり、常軌を逸したところにまで
いってしまう人物を演じます。
この「首」の弁護士役、「日本沈没」の教授役もそうです。

この映画はエンディングがいまいちかなーと思ったら最後の最後が凄いです。
社長シリーズと並行してこんな映画にも出ていたなんて。

(Hatena::Diaryより転載)

専門家

私は以前酒屋で働いていました。一年前からは違う業界にいます。

酒屋(DSです)にいたからそれなりにお酒の知識があります。
でも専門家じゃありません。
味や飲み方に詳しいひとは他に沢山いました。
私はその会社では違う形で貢献したかったのですが、
なかなかそうはいきませんでした。

永年お店で働いていて、では何を身につけたのでしょう?
最近気付いたのですが、顧客です。
今も若干は客商売ですが、こなす数が全然違います。
前の仕事ではそれこそ繰り返し繰り返しお客さんと接していました。
今の仕事で生きている部分もあります。

当時は半分無理して、半分楽しんで接客していましたが、
あれは繰り返しで少しは自分の為になっていると思います。
接客用語も、くだらないと思いながらも毎日繰り返していたから、
数年前
「一万円から頂戴いたします」ってコンビニで聞いた時、変だ!
と思いました。
今はやりの「こちら***になります」とかも。
(ただ、なりますは無意識に使っているんです)

大勢の人がいる中でスタッフをやるような事は今でも好きです。
ただ、大勢の中に入って流れにのって生きていくのは苦手なようです。

(Hatena::Diaryより転載)

藤村志保

最近は、レッサーパンダが二足歩行しています。
ところで、「コンチクショー」、っていいますよね。レッサーパンダは畜生です。
霊長目ヒト科以外の哺乳類です、普通は二足歩行しません四ツ足です。
でも人間でも畜生とか四ツ足とかいわれた人がいました。
この前Chikirinさんが書いた差別問題です。

今日、ケーブルでやっていたので観ました。
「破戒」 1962年 大映
永田雅一製作 和田夏十脚本 市川崑監督
主演:市川雷蔵
出演:三國連太郎、藤村志保、船越英二、長門裕之、岸田今日子 他

確かに暗く重い映画です、でもストーリーの展開や描写はしっかりしています。
さすが市川崑映画です、和田夏十(市川監督の奥様)の脚本もいいのでしょう。
最後のシーンはさすがに泣いてしまいました。
人間は心と環境で生きているんですよね。
いくらお金があっても、恵まれていても、心が通じる相手がいなければ意味がないし。
その逆の話もあるということ。

私のブログですから、キャストです。
以前触れたように、藤村志保デビュー作です。60年代後半の映画や寅さんのマドンナの
イメージは艶っぽい和風美人なのです。
若い頃は清純で可愛いです。しかし、良く考えると大概そうですね。

市川雷蔵という人は、梨園(歌舞伎界)の人ですが、養子なのですね。
そして、関西で育った。
この人の中に主人公のイメージが重なる気がします。
「白い巨塔」の財前五郎と田宮二郎(本名、柴田吾郎)もそうです。
そういえば、映画版の「白い巨塔」の佐枝子役は藤村志保です。
(テレビ版は島田陽子、最近のは矢田亜希子)
市川雷蔵は永田雅一の娘と結婚します。
永田雅一は、大映のトップ、ワンマンです。
田宮も永田のお気に入りでした、しかし田宮は後に離別します。

蛇足ですが
この頃の長門裕之と、津川雅彦は良く似ています。

(Hatena::Diaryより転載)

ご利用は計画的に

2005-05-23

さて私は昨日、私のダメ人間史に新たな一項を加えてしまいました。
詳細は近日中に書きます。
(すでに達観しているのですが、まだ生々しいので)

自分でダメ人間と自覚していて恐れているのが、消費者金融です。
(もちろん街金とかヤミ金はそれ以上に恐れてます)
アル中、ギャンブルにはまる、借金で首がまわらなくなる。
これが三大恐怖です。

今借金は大手の銀行の住宅ローンしかありません。
ギャンブルもしません。
酒は…これはちょっと失敗が多いです。

そこで「ご利用は計画的に」です。
私は計画的にお金を使うことができません。
子供の頃から小遣い帳とかダメでした。

でも大体の人はそうだと思うんですよね。
昔は「あきらめる」が基本でした。
でも戦後、ローンやクレジットが普及し、
将来の収入で物を買うという事があたりまえになりました。
お金もそんな感じで借りられます。

そんな中で多くの人が利息を返せず(元本ももちろん)、更に借金し
金利の高いものに手を出し潰れています。
だから金融機関は「ご利用は計画的に」です。
計画的にできればそんな借金しません、きっと。

そして、かわいいタレントをつかって、時には犬や清水章吾を使って、
「ご利用は計画的に」あたかも「あなたを思っているんだよ」

最近は数日間は金利ゼロという商品もあります。
こんなのが成りたつのは、一度借りたら返せない(少なくとも元本全部は)
というのがあるのでしょう。

一般的な感覚で、クレジットカードを持つことは
消費者金融で借りるような感覚はないですよね。
銀行系のカードだと残高やローンの状況などで、時間外手数料が無料になったり、
ポイントがついたりします。
でも、買い物をすると勝手にリボルディング払いになって利子をとられたりします。
ちなみに、私の契約しているカードは、数カ月リボ手数料が無料で、
忘れた頃かかってきました。
電話やネットで一括に変更出来るのですが
(これを「支払いの自由」って中山エミリが自由の女神やってました)
うっかり忘れます、びっくりする程の手数料です。

つまり、カードっていうものをもったとたん、手数料をかすめ取られる危険があるのです。
私もカードが多く、いかに減らせないか考えています。
しかし最近はお店のポイントカードがクレジット併用が多く(TUTAYAとかそうでしょう)
困ったものです。

やはり「ご利用は計画的に」

(Hatena::Diaryより転載)