昭和36年9月

家に、昭和36年9月号の平凡がありました、前に古本屋で買ったものだと思います。
私はまだ生まれていません。

表紙は桑野みゆきで開くといきなり、橋幸夫と吉永小百合の水着です。
(場所は稲村ヶ崎)
その次のページは一歳の浩宮様(現皇太子)と美智子様(現皇后)です。
時代ですね。

さらにページをめくると、「アパートぐらしは楽しいな!」という特集があって
佐川ミツオ、かまやつヒロシなどのアパートぐらしを紹介しています。

中には新婚の宇津井健や星由里子という映画スターも紹介されています。
驚くべきことにそれぞれのアパートの住所が記載されています。
多分本当の住所です、今では考えられませんね。

その次の特集は「トニーは夏の海が好きだった」、前年に亡くなった赤木圭一郎の新盆
で彼の生前の写真を掲載しています。

後半の「涼しい12時間」というファッションのコーナーでは、
藤山陽子がモデルをしています。

もっともっとふれたいことがあるのですが、また今度。

(Hatena::Diaryより転載)

ベンチャー

IT企業の社長が、野球球団経営を企んだり、
ニッポン放送やフジテレビを欲しがったりしています。

昔はとてもすごい人がいました。小林十三もその一人でしょう。
阪急グループの創始者で、鉄道を観光、ショッピングなどの
マルチビジネスに開発することを始めた人です。
東急の五島慶太などは、この人の手法を参考にしているのです。

そんなことより、小林十三は、宝塚歌劇団の創始者、
そしてPCLという映画会社をいまでいうM&Aで東宝にした人です。

阪急はやがて球団も経営します。
小林は経営はもとより、映画、スポーツというエンターテイメントが好きだった様です。

もちろん大富豪になるわけですが、「お金だけじゃない」意志も感じます。

(Hatena::Diaryより転載)

椿三十郎

黒澤明監督は「七人の侍」(1954年)を大ヒットさせ、
当時経営難だった東宝の再生に大きく役立ちます。

基本的には量より質の寡作の人ですが、
60年代は藤本真澄や田中友幸プロデュースという
東宝のヒット路線ぽいスタッフでも作ります。

この頃は年1作というハイペースです。

それでも大作を作っているのだからさすがです。
この頃で私が一番好きなのは、「天国と地獄」(1963年)ですが、
今日は

「椿三十郎」 1962年 東宝
前作「用心棒」に続き、三船敏郎が三十郎と名のります。前作とも田中友幸プロデュースです。

この作品には、小林桂樹、加山雄三、田中邦衛、団令子、久保明、平田昭彦
というような豪華なキャストが集合しています。
おいおい、「社長」も「若大将」も「特撮」もみんなありかよって感じです。
もちろん、三船敏郎、志村喬、藤原釜足、佐田豊、堺左千夫といった黒澤映画の常連も出ています。

一番印象的なのはラストの決闘シーン(血がピューって出ますよー)ですが。

前半の終わり頃、団令子に名前を聞かれた時のこの台詞がいいんです。
「私の名は・ ・ ・ ・ 椿  三十郎 もうそろそろ四十郎ですが」

↑星印をクリックすると台詞の聞けるページに飛びます、三船敏郎をさがしてください。

話とは関係ないですが、ついでに是非、浦辺粂子も聞いてください。

(Hatena::Diaryより転載)

本多猪四郎

田中友幸、円谷英二、本多猪四郎と並んだらなにが思いうかびますか?

そうです、東宝特撮映画です。
本多猪四郎は「ゴジラ」をはじめ多くの特撮を監督しています。
(田中友幸は藤本真澄と並ぶ東宝の名プロデューサー、円谷英二は説明いらないでしょう)

この本多監督、東宝で黒澤明の3期前の入社だったのですが、
昭和9年に召集され、軍隊に行っている間に後輩に追い抜かれてしまいます。
戦後は黒澤の下で働いた経験も多いのです。

今では、黒澤明はビッグネームですが、当時は新進気鋭とはいえ(監督としては)若輩でした。
でも本多猪四郎はいきいきと仕事をしていたそうです。
そして少し遅れましたが、本多猪四郎を含む上記の三人で「ゴジラ」を世に送り出し、
本多猪四郎も我々の記憶に残る名監督になりました。

後年「世界の黒澤」と呼ばれるようになってからのエピソード、
黒澤のどの作品よりも毎年の入る1本あたりの著作料は「ゴジラ」の方が多かったらしく、本多監督は、
「黒ちゃんに勝てることがひとつだけあるんだ」と語っていたそうです。

(Hatena::Diaryより転載)

京マチ子

大映でデビューした、元祖?セクシー女優です。
というか、ただの美人役だけでなく色気も十分に発揮した人です。

今ではそんなことあたりまえだけど、
大映が一回つぶれて、その後日活ロマンポルノが始まる(その歴史は後日)前だから。

あえていうと太地喜和子が似たタイプかな。

「穴」 1957年 大映 市川崑監督
これも、市川崑監督の大映時代のコミカルサスペンスです。

ルポライターの北長子(京マチ子)が1ヶ月失踪し、捜索に懸賞をかけ、1ヶ月逃げ切ってルポタージュ
するという企画を雑誌社(週刊ニッポン)に売り込みます。かろうじて企画は採用されますがその間に
長子は他の事件に巻き込まれます。

京マチ子のいろいろなファッションがみられます、ほんとこの時代の女優さんにしては露出が多いです。
警部役のの菅原謙二がいい感じです。

あとなんといっても展開のテンポがいいです。市川崑監督の映画の特徴です。

現東京都知事、いつも「中国はけしからん」って言ってるあの人、太陽族が劇中で歌っています。

(Hatena::Diaryより転載)

ソースと著作権

今日は遅くて疲れているので映画の話はなしです。

私の映画のソースは主にケーブルテレビの「衛星劇場」と「日本映画専門チャンネル」です。
DVD買ったりもしますが、いかんせん高すぎます。それにでているものに偏りがありますね。

そんなこと書いててふと思ったのですが。あの高いDVDの著作権ってどうなって、誰に印税が入るのでしょう。製作会社?監督?プロデューサー?出演者?

そもそも当事者がいないことも多いし、不思議です。

おそらく役者さんはその時のギャランティーで終わりでしょうね。

でも私らは、映像に残った姿を観て喜んでいるのだから、なにかしらのバックがあってもいいと思います。

まあそんなに買っていないので言えたものではないですが、たわごとです。

(Hatena::Diaryより転載)

内藤洋子

このブログで何度も名前のでた60年代後半のアイドルです。
先頃銀行のCMに出ていました。
21歳で結婚、引退して渡米しています。
引退の直前にクレージー映画にも出ています。

大きなおでこが印象的で丸顔のかわいい人です。
娘さんが喜多嶋舞です。
現在は、既におばあちゃんですが、まだ54才です。

「育ちざかり」 1967年 東宝
三人姉妹(村松英子、十朱幸代、内藤洋子)の末娘(内藤)の青春を描いています。
この頃の流行りなのかもしれませんが、内藤洋子のファッションがすごいです。
特にピンクのワンピースはコスプレです。

この映画でも内藤洋子のはつらつとした可愛さが楽しめますが、あまりにも全面に押し出しているので、丸顔やおでこの大きい女性が嫌いな方はやめといた方がいいかもしれません。

この頃「白馬のルンナ」という曲もヒットし、彼女の最盛期です。

(Hatena::Diaryより転載)

地獄の饗宴

「地獄の饗宴」 1961年 東京映画

岡本喜八監督のコミカルなサスペンスです。三橋達也、団令子が主演です。

売春の斡旋をして稼いでいる戸部(三橋達也)はある日一本のフィルムを拾います。
現像するとその写真にはひと組の男女が写っていました。そしてその男は…。

昨日書いた「黒い十人の女」と同じ年の東宝系(東京映画)で、もちろん監督の違いもありますが、サスペンスでも味が違います。
ラストはこうなっちゃうのかって感じです。でもこれしかないのかなとも思いますが。

中北千枝子、この人は黒澤明監督の「素晴らしき日曜日」で主演した人ですが、その後の映画ではやさしいお母さん、おばさん的な役が多いのですが(例えば、テレビ版「白い巨塔」では財前教授の実のお母さん役)、この作品ではユニークな役です。

(Hatena::Diaryより転載)

黒い十人の女

「黒い十人の女」 1961年 大映

市川崑監督の、ユーモアありミステリーありの映画です。
船越英二扮するテレビプロデューサー、風は本妻の他に数多くの女性に手をだし、
愛人がついに9人になります。
そして、愛人達と本妻は元凶である風(船越英二)を殺してしまおうと企みますが…。

本妻役が山本富士子、愛人には岸田今日子、宮城まり子、森山加代子、中村玉緒、そしてこのころ既にパリに住んでいた岸恵子が帰国して出演しています。

中村玉緒が若く、ピチピチしています。
このころの岸恵子はさすがにとてもきれいです、山本富士子と岸恵子(最初の愛人)が並んでいるシーンをみると、もうこの二人で十分です。他に愛人を求めるのが変です。
まあそれは映画だから。

昨日久しぶりにDVDを見直した後、現在の中村玉緒がなんか薬のCMに出ていたり、宮城まり子が「ためしてガッテン」に出ていたりとちょっと不思議でした。
ちなみに、私の俳優についての感想はあくまで当時で、現在どう変わっていようと関係ありません。

(Hatena::Diaryより転載)

60年代

1960年代がどういう頃かいろいろ見方があると思うのですが。
経済面で見ると、高度経済成長、所得倍増計画に沸き、
実際は60年代の間にGNP、国民所得年率10%以上の成長で推移し、
10年間で4倍ぐらいの拡大をしています。

しかしオリンピックの終わった65年ごろから不景気か顕在化し、
73年にオイルショックをむかえ高度経済成長時代は終焉します。

所得が上がるにつれ、三種の神器(3C=カラーテレビ、カー、クーラー)や
マイホームを追いかけ物価も上がり続けます。
この時代を堺に多くの日本人の価値観が、お金で買えるものを追い求めるようになっていった気がします。

それはさておき、今日も大映で一本

「六人の女を殺した男」 1965年 大映
フランキー堺扮する画家の周りに集まる女性が、次々と死んでゆくストーリーです。
大映のスターの一人、藤村志保もでています、かわいいです。やっぱり和服が似合います。

初めはハプニング(ラッキー)だったものが、次第に人の手を借り、自分で殺しをおこなってしまう、そんな人間の複雑さをうまく出しています。
岸田今日子は例によって不気味なキャラクターです、すこしかわいそうだけど。

ひとつ不満なのはラストが少ししつこいんです、これは好き嫌いあるのでしょうが。

(Hatena::Diaryより転載)