世襲するフリーライダー

ネットの記事を見ていたらこんなのがありました。

コンビニのパンは超危険?見えないかたちで大量の添加物、健康被害の恐れ

コンビニのサンドイッチに大量のPH調整剤が使われて危険だから気をつけよう的な内容。ヤマザキパンは食べちゃいけないと論旨は一緒です。でもね読んでみると、

混ぜ屋は、添加物の原末(原料)を化学薬品メーカーから仕入れ、それぞれの加工食品に適した食品添加物を製造して販売する業者のこと。東京都内の混ぜ屋の社長に「今、添加物で気になっていることはありますか?」と聞いたところ、社長は即座に「pH調整剤です」と返答した。

(中略)

pH調整剤は添加物メーカーが心配するほどの使用量となっているのだ。

考えてほしい。バイトで薬剤を卸しているような身ならまだしも、社長たるものがこんなことを口にするだろうか?普通の神経なら自分の仕事に誇りを持っているだろうし、仮にやましい心があってもいくら懇意であっても食品ジャーナリストに告げ口のように語ることなどないと思う。

この記事を書いた郡司和夫氏の父親、郡司篤孝氏もやはり食に関する警告本をいくつも書いてた人。僕も20代によく読んでいました、食品関係の仕事だったこととその頃はまだ「体制は間違っている」なんて青臭さを持っていましたから。

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うちに残ってた郡司篤孝の著書

食品添加物のメリットは長期間安定した品質を保てること、このおかげで大量生産が可能で広い範囲の多くの人に食品を提供できます。現在では量販店中心にコールドチェーンという冷蔵配送システムが機能してるから鮮度を保ったままかなりの流通ができるけど、機能しない地域には「腐らない」別の方法は有意です。

世の中はそれでもだんだん良くなってきて、明らかに有毒なものは使用を禁止されてきています。カラフルなチョコレートは昔はタール系色素で着色されていましたが、今では天然由来の成分がほとんどです。そもそも駄菓子屋の菓子で舌を染めてた我々が50歳を超えてるし、チクロ知ってる世代だって元気な人いっぱいいる。もちろん割合として亡くなっていく先輩や友人もいたけど、添加物に囲まれた我々の寿命が短いとは思えない、実際統計的にも短くない。

20年ぐらいまえ41歳寿命説とか49歳寿命説とかあったでしょう、間違いが証明されてるんだけど検索すると今でも、

がぜん現実味を帯びてきた西丸震哉「41歳寿命説」

真に受けてる人がいらっしゃる。

上の写真にある本「なにをたべたらいいか2」の中で、

インスタント食品の開発が、なぜ重要かつ緊急性を要するのか。私たち消費者にはその意図がまったくわからない。ただかすかにわかることは、再軍備-戦争必至の態勢を整えつつある現政府が、もし戦争に突入した場合、戦時中の、あの食糧難を克服するために、保存のきくインスタント食品の研究に全力を注いでいるのだ、ということである。

なんか今でも見られそうな文章じゃないですか?
この時(昭和56年)の現政府は中曽根内閣、確かにメンタリティーは安倍さんに近いのかも(自民党の歴史ではふたりは全く異質です)

戦争よりも何よりも、この後にあった阪神や、311。他にも多くの災害の中でカップ麺やレトルトの食材がおおきな役割を果たしたのはだれも否定しないでしょう。戦時にも有効かもしれないけどこちらの方が先に結果を出してます。自衛隊だっていらない、いらないって言ってた左翼系も震災時の活躍は否定できないわけだし。

少し話がそれましたが、人が豊かになるために工夫してる人が少なからずいらっしゃいます。そして多くの人間にさらに進歩的な生活を提供するためにはリスクがあります。そこをあげつらって自分の利益にするものは「フリーライダー」です。改善したいのなら対案を提示し実行すべきです。

Viernes,tres de abril de 2015

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