夫婦善哉

NHKの土曜ドラマで「夫婦善哉」をやっています、全4回の2回まで終わったところ。作者の織田作之助の生誕100年を記念して作られたそうです。主演、蝶子を尾野真千子、柳吉を森山未來が演じています。

夫婦善哉といえば今から58年前の1955年に撮られた、森繁久彌淡島千景出演の映画があります(続編と合わせ2作)。監督は豊田四郎、脚色 が八住利雄です。ムーランルージュ時代からコメディアン的な活躍が多かった森繁が一気に実力派として認められた作品です。関西弁でどうしようもない男、柳吉を見事に演じています。一方の淡島も宝塚から映画に転身し、脂ののった頃、柳吉に惚れ抜く蝶子を素晴らしく演じています。

二作を較べると、物語の舞台が昭和の初め、映画版の昭和30年(1955年)の時点ではまだ二十数年しか経っていません。戦争があったといえおそらく記憶に新しい時代、今の我々の感覚では昭和が終わった頃でしょうか。
ドラマ版は現在から振り返ると70~80年前でかなり昔。演出も変わってきてジャズなどでモダニズムを強調しています。
話の展開は原作があるだけに大きくは違っていません。

ところで、森山未來も尾野真千子もやりにくいと思うんですよね。

もっとも58年前だし、これはリメイクではなく脚本は藤本有紀が新たに書きなおしているので、気にしてないのかもしれないけど。知っている人間は比べてしまうものな~、どうなんでしょう?

それでも2回まで観た感じでは森山未來の力の抜けたダメ男、なかなかいい感じです。それにもまして尾野真千子の蝶子は淡島千景のとは違う、いい味を出してます。この人こういうの向いてるんだな、新たなはまり役かもしれません。

Miercoles,cuatro de septiembre 2013

(Hatena::Diaryより転載)

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