何かに似ている味の素のはなし

前回タイの「味の素」について書きました、今日も食品添加物の話。

10数年前に「買ってはいけない」という週刊金曜日が出している本が話題になったことが
あります。かなりの勢いで世の加工食品を攻撃していて話題になりました。
例えば、
山崎パン→防腐剤(ソルビン酸カリウム)、添加物(イーストフード)
セブンイレブンのおにぎり→防腐剤(しらこ、ポリリジン)
化学物質は危険だとおどろおどろしく書き立てたわりに、科学的な根拠が希薄な内容で、
結果今でも山パンもセブンのおにぎりも健在なわけです。

ただ、この頃「美味しんぼ」なんかもブームであったため、
なんか食品添加物っていやだよね」
できたら食べたくないよね」
って空気が広がっていました。当然化学調味料もやり玉でした。

僕は日本の水道水は安全だと確信しているので、ボトルウォーターを買うことは滅多にありません。※注
買って飲んでいる人の意見は、
「水道水はまずい」
なんとなく汚い
いまでは、放射能が怖いという人もいると思います。
でも、水道水の浄水工程から家庭への配管を調べて、そのボトルウォーターの製造過程を調べて味も比較して買っている人は、まずいないでしょう。
水道水はなんとなく汚い、ボトルウォーターはなんとなく安心なんです。

食品加工に関わる者は、添加物の研究、実験を重ねてから製品に反映させています。
危険なものは使用できません、かつてチクロAF2など禁止になりました。
病気で使う薬と大きな意味では違いません。それをエセ科学で「危険だ!」と騒いで本を売るのは簡単ですが、非常に罪深く卑怯なことです。

「危険な物は食べたくないから(子供に食べさせたくないから)無農薬で自然に育てた材料を
天然の調味料で食べたい。」
それは自由です、お金と時間があれば可能です。
なんとなく怖い」という気持ちをお金で解決させるということです。

でも全員がそれを望むことは不可能です。
現代の世の中で、便利でそこそこの値段で美味しいものが食べられる、でも絶対の安心はそこにないのかもしれません。どちらかをそれぞれ犠牲にするそのバランスです。

問題の本質は添加物がほんの少し危険なことなのではなく、「なんとなく怖い」ということが
お金と交換関係になってしまう。
何かに似ています。

※注:旅行特に海外では水道水飲みません、旅は水に気をつけろというのは科学でなく知恵だから守ります。

Miercoles,diecinueve de septiembre 2012

(Hatena::Diaryより転載)

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