今年の芥川賞

旧 7月27日 先負

先月号の文芸春秋を読みかけでほっぽらかしていて、今頃になって、それに載っていた芥川賞の「終の住処」を読みました。

主人公の男性が30歳過ぎて「遅い」結婚をしてからの20年程の歳月の物語です。
文章のテンポと時間や空間の描写が巧みで、夢の中にいるような心地にさせてくれるのですが、後半やや強引に夢から覚されてしまいました。
巧みなのですが「技」にこりすぎた作品かと思います。
これが文学っていえばそうなのかもしれないけど、読んで咀嚼して何か、というのには薄っぺらさがあるのではないでしょうか。

今月の文藝春秋では、浜矩子さんの「ユニクロ栄えて国滅ぶ」というおもしろい論文があります。
デフレスパイラルに警笛を送っているのですが、さっそく、経済学者などがかみついているようです。

これに限らずウェブでエコノミストや経済学者の書いた物を読んでいると、右や左や上や下の多数の異なる論理があってわからなくなります。
語ってばかりでなく、表舞台でなんかやってくれればいいと思うのですが、竹中平蔵みたいにあいまいな結果になるのがオチでしょうか?

Martes, quince de Septiembre 2009

(Hatena::Diaryより転載)

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