ちりとてちん完全版

旧 5月4日 友引

「ちりとてちん完全版」のDVDボックスが届いて連日観ています。
やはり総集編はハショリ過ぎ、喜代美の細かい感情やエー子の存在、そして高校の学祭での三味線演奏など、ハショルと話の大事なところが飛んでしまいます。
でもボリュームでいうと無理なサイズの総集編です、結果的には映画の予告編程度にしか伝わりません。
結果、こうやって本編を見損なってDVD買っている人間がいるのだから、セールスには貢献しているのかもしれません。

先日、小林信彦さんが週刊文春に書いた記事でブログに書きました
貫地谷 – たけいちろうの日記

酩酊してテキトーな書き方なので少し補筆します。
小林信彦さんは6月5日号の「週刊文春」の彼のコラム「本音を申せば」で以下のように書いています。

ドラマ「キミ犯人じゃないよね?」には、変なトリックも出てくるのですが、すべて、ギミックです。ひとことでいえば文字通り莫迦なお坊ちゃん刑事(要潤)を、抜群の推理力をもつフリーターの森田さくら(貫地谷しほり)が時給ほしさで支え、犯人とトリックを指摘する。裏返しの推理ドラマなのです。
NHKの朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」ではどこが良いのかわからなかった貫地谷しほりが、ここでは見事なコメディエンヌぶりを発揮しています。日本には、コメディエンヌがいないので、そのおかしさは一層光ります。

疑問1.小林さんは「ちりとてちん」をきちんと観ていたのでしょうか
疑問2.日本にはコメディエンヌがいないというのはなにが根拠でしょう?

私は、「キミ犯人じゃないよね?」を最初の数回しか観ませんでした。
ストーリーがおもしろくないのと、推理ドラマでトリックがおもしろくないという欠点があるからです。
設定のお坊っちゃま刑事も要潤の魅力を損ねています。

なにより。私には「ちりとてちん」で限定的に設定した貫地谷をここでも同じように使っているからです。
つまり、私の意見は小林さんと逆で、貫地谷は「ちりとてちん」から進歩していません。
正確には、起用側が同じようなイメージで求めています。

コメディエンヌって訳は難しいけど、喜劇女優が正確(喜劇ってものがわかる人間には)だと思います。
そんなの貫地谷だって違うと思います。
でももし、あるとしたら、「ちりとてちん」のビー子(喜代美)こそコメディエンヌでしょう。

ちなみに、私はこれまで小林さんの著書を多く読み、渥美清さんとの交流や森繁さんとの接点などでとても尊敬していました。だからこそがっかりするのです。

(Hatena::Diaryより転載)

「ちりとてちん完全版」への2件のフィードバック

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