日活美人女優

「結婚相談」 1965年 日活

何度も書いていますが大映の三大美人女優は、京マチ子、山本富士子、若尾文子です。
で、日活の三大美人女優を決めました。芦川いづみ、浅丘ルリ子、吉永小百合です。

もっとも世代がひとつ違います。
京マチ子  1924年生
山本富士子 1931年生
若尾文子  1933年生

芦川いづみ 1935年生
浅丘ルリ子 1940年生
吉永小百合 1945年生

大映では安田道代が吉永小百合と同世代なのですが、吉永小百合の日活での活躍のピークが20歳前後と若いので、一世代前の女優さんと比較する事ができます。

さて、今日の「結婚相談」、30歳BG(今で言うOL)の島子(芦川いづみ)が結婚をあせり結婚相談所に登録します。二人の相手を紹介されるも相手の都合でNGとなり、三人目に紹介されたのは50歳前のバツイチ男性。
しかし、結婚をほのめかすその相手に体を許してしまいます。30歳での初めての男性。
相手は帰り際、断る島子に「次回までのお小遣い」とお金を渡します。
その後告げられたのは、彼のバツイチは嘘で、実際は妻子持ち。そして結婚紹介所の女主人がその本性を現します。

実はこの店は結婚紹介所を装った売春斡旋なのでした。前回お金を受け取ったことが島子の弱味になり。その道にひきこまれてしまいます。

島子は会社を辞め、その仕事を始めます。ある時、前職場での取引先だった男性と偶然出会い、島子は恋におちます。
結婚紹介所ではそこを通さない(お金にならない)恋愛はタブーで、島子はペナルティーを科されます。

それは、大金持ながら脳を病んだ青年への夜伽。島子は受け入れ、見事に成就します。
そして、恋人の元へ向かった島子を待っていたのは、彼の死。倒れた島子は車に轢かれ入院。

入院中に、島子の罪深い行為が家族に知れます。退院後島子は自殺を決意しますが、旧友に止められます。
そしてエンディング。

見どころは、島子こと芦川いづみの表情と雰囲気の変化です。最初は美しいが硬い表情をしていますが、男性を受け入れ、売春を決意し、恋におちと段々妖艶に変化していきます、見事です。彼女はこの映画の時実年齢も30歳です。イメージチェンジを図った作品だったらしいですが、良いです。
彼女は声のトーンが二種類あって、低い方は吉永小百合に似ているのですが、高いトーンとのシーンでの使い分けがいい感じです。

もう一つ、結婚相談所の女主人、沢村貞子が老獪で抜け目ない役をスパイスのようにいい演技をしています。

キャストでは、島子の母親が浦辺粂子、妹が山本陽子(色が黒く幼い感じです)、
弟が、最初石立鉄男かと思ったのですが、クレジットを見直したらなんと中尾彬でした。

この島子の役、若尾文子がやってもよかったかなー。

(Hatena::Diaryより転載)

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