李香蘭

日月の連休で、テレ東で「李香蘭」をやっていました。日本名が山口淑子。伝説の歌手、女優、そしてテレビキャスター、参議院議員です、ご存命です。

主演の李香蘭役が上戸彩、川島芳子役が菊川怜。あとはどうでも良いです。

我々は、仏教や儒教、そして律令なんかを中国から輸入して使っていました。いまでも漢字を使い、影響が残っています。戦前のあの時期、満州の利権を得ようとしたのは国際社会の中で当然の成り行きだとは思うのですが、互いに戦争をしたという不幸な歴史は消えません。
その中で、両国の板挟みにあった、一人が李香蘭で、また川島芳子もその一人でしょう。

李香蘭は満映(満州映画協会)の映画に出演するのですが、プロデューサーで牧野光雄(マキノ光雄)の配役がありました。牧野省三の息子でマキノ雅弘の弟、だから長門裕之、津川雅彦の叔父さんです。

最近「ペルソナ」っていう猪瀬直樹の書いた三島由紀夫伝を読んだのですが、三島の祖父、平岡定太郎は晩年満州で事件を起しています。そして三島の父、平岡梓はうだつのあがらなかった農務省の役人ですが、農務省同期の最高の切れ者が岸信介で、岸は満州の運営に大いに関っています。

李香蘭から山口淑子を生きた人物と、岸信介の関った戦前の日本、そして60年安保、岸信介の孫が総理大臣である今の日本の姿、それらがメビウスの輪の様にからまって見えてなりません。

(Hatena::Diaryより転載)

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