婦系図

あけましておめでとうございます。

年末年始は、飲み食いに明け暮れておりました。少し襟を正さなければ。今年の目標はテレビ離れです。これはビデオ離れではなく、ダラダラとながら見をするのを減らそうと思ってます。まずはニュースのハシゴとバラエティーから離れたいと。

今日は
「婦系図(おんなけいず)」の2競作です。
『切れるの別れるのッて、そんな事は、芸者の時に云うものよ。……私にゃ死ねと云って下さい。』というお蔦のセリフで有名なお話。原作は泉鏡花の小説「婦系図」ですが、このセリフは「湯島の境内」という脚本仕立ての話で出てきます。

●婦系図 湯島の白梅 1955年 大映 主演:鶴田浩二、山本富士子
●婦系図       1962年 大映 主演:市川雷蔵、万里昌代
この二作を続けて観ました。

ストーリーは、大学教授の弟子(主税)が先生に内緒で芸者(お蔦)と所帯を持ち、ゆくゆくは自分の娘を嫁にと考えいた先生の逆鱗に触れ、主税とお蔦は別れることになります。そこでくだんのセリフ。
その後、二人は離れ離れになり、やがてお蔦が体を壊し、先生も許すのですが二人の運命は元には戻らない。
という明治時代の悲恋を描いています。
(雷蔵版は『主税』の出自などの脚色を若干変更しています)

7年の時間差があり、モノクロとカラーという事以外でも、制作が永田雅一だし、雷蔵版の方が金がかかっているようです。ヒロインの万里昌代という人は、三ツ矢歌子の同期の新東宝の女優さんですが、大映に移籍してこの作品で好評を得ました。後期はテレビのお色気路線にいったようです。
一説では、この作品は万里でなく若尾文子で決まっていて、衣裳合わせまでしたらしいのですが、急遽変更になったそうです。結果的には、若尾に無知で可憐な「お蔦」は向かなかったかも知れません。

一方鶴田版は山本富士子の出世作で、本当にきれいです。もうこれは山本富士子観るだけで価値があります。

では、今年もよろしくお願いします。

(Hatena::Diaryより転載)

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