さらば友よ

「さらば友よ」
先日、関敬六さんが亡くなりました。「男はつらいよ」の中後期「ポンシュウ」として寅次郎のテキ屋仲間を演じた人です。(ポンシュウ以外の出演も数作あり)
私的でも最高の友人だったそうで、「さらば友よ」は渥美さんが亡くなった1996年に書かれた関さんの著作です。
関さんは渥美さんを失って、しかも大病(5年前に肝臓ガンが見つかり、2年前から肺に転移していた)のことを全く知らずにいたことをとても悔い、悲しみにくれていたそうです。そのショックからか渥美さんの亡くなった少し後、関さんは軽い脳梗塞で倒れます。関さんはその辛さを乗り越え、この本を書きました。

浅草での出会い、フランス座時代、渥美さんの結核療養、二人の出世、結婚、「男はつらいよ」での仕事、渥美さんと関さんは人生のほとんどの場面で一緒でした。
後期の「男はつらいよ」では、渥美さんのロケでの寂しさをまぎらわすため関さんが行く、そのためにポンシュウって役があったといっても過言ではないかと思えます。

渥美さんは若い頃結核で片肺摘出をしていますが、関さんも糖尿で苦しんでいたそうです。それに脳梗塞、渥美さんを失った後の10年は病と寂しさとの闘いだったでしょう、10年目の命日を迎えて安心したのでしょうか。

かつて、渥美さんの提案で二人は互いの位牌を購入したそうです。ついにその位牌を使うようになってしまったのですね。

関さんお疲れ様です。

(Hatena::Diaryより転載)

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