ニュースを読んでつげ義春

1.金英男がインタビューで、「めぐみの骨は火葬場で間違えたのかもしれない」。

「不思議な手紙」という作品は火葬場の炉に生きた人間が入っていたのをあえて救助せず(消極的な殺人?)、実際の死者まざってしまった二人分のお骨を二つの墓に入れたという話です。

2.中野の新井でメッキ工場が火事、シアン化ナトリウムが漏れる。

「大場電気鍍金工場所」、「少年」。つげさんの作品にはメッキ工場の話があります。これは彼が実際働いていた、いわば実話です。後期のつげ作品は自伝的なものが多いです。

メッキ工場なんて今は滅多に街中には見ません。化学的な反応で金属に被膜をかける処理で、劇薬を使います。硫酸、塩酸は必需品。義男は硫酸を買いに行った帰り自転車で転び大やけどをします(大場電気鍍金工場所)。義坊はつかまえた鼠をネズミ獲りの籠ごと青酸カリに漬けます(少年)。
義男、義坊が実話の誰をさすのか説明は不要ですね。青酸カリ(シアン化カリウム)や硫酸が蓋もせずころがっている風景なのです。

(Hatena::Diaryより転載)

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