天然兵器

うちの会社は一階にあるのですが、上のフロアーにあるCという会社によく利用してもらっています。メインは月単位のDMの配布物の印刷です。
今日も、先方がMs-Wordで作成した原稿を1200枚出力する仕事を受けました。

私が印刷ダイアログを出して、まさにプリンターに送ろうかというときに、その会社のN女史が飛び込んできて、
「ごめんなさい、もう印刷始まってます?」と、手にはその文書をもっていますので、変更があるのでしょう。
「まだですよ」と私。

「あー良かった、私校正を忘れててて、少し待ってください」
「はーい、お待ちします」

ところで、私のモニターはカウンターの上に設置しています。キーボードやマウスはカウンターの内側にあって、お客様に見てもらいながら作業できるようになっているのです。(出力にはこれが便利)

N女史はそのモニターを見て、
「ここで、校正してもいいですか?」
「はい、どうぞ」
彼女は当然カウンターの外つまり私の向かいにいます。PCの操作はこちらからしかできないので校正の入力はやらなくてはいけないかなー、と少し不安がありました。
基本的に出力はお客様のファイルをそものまま印刷することになっています。そこに手を加えるのは「編集」として別途料金をもらっています。でも、ご近所だし堅いことは言いこなしです。

N女史、自分のもってきた校正した原稿を読みはじめました。私もモニターを目で追います。校正箇所も読みます。
「あっ、ここ直すんですか?」と私、
「あー(笑)、お願いします」案の定です…。
そんな事を続けていたら、

「ここって少し変ですよね」とN女史同じ所を何度も読んでいます。
「どう変えたらいいと思います?」

N女史は年の頃は私と同じくらいでしょうか、可愛らしいタイプのおばさんです。アニメ声の持ち主です。総務的な事の責任者らしく、C社の社長も「そのことはNと相談してみます」というような存在です。(社長の方が数歳、年下です)

さて、どう変えたらって言われても困るのですが、そこは自分も文書づくりが嫌いじゃないので、
「ここをカットして、こうして、これでどうでしょう?」てな具合で参加しています。

そんなこんなで10分ほどで共同作業が終わりました。

「あー良かった、考えてもらっちゃったー、じゃーお願いします」
と彼女は帰っていきました。

彼女は、きっとこれまでの人生でもそういう風に得に生きてきたんだなーと思いました。本人は悪気や計算はないのでしょうがね。一歩まちがうとずーずーしい。天然ですめばかわいいもの。女性には武器があります。

(Hatena::Diaryより転載)

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