社長シリーズの変遷 その1

今日は社長シリーズ36作を制作時順に6つに分けて考えてみます。36作というのは「新・三等重役」や「サラリーマン忠臣蔵」、「サラリーマン清水港」を含んでいます。尚、この6分割は私が勝手に考えたもので、東宝などでこういうものはありません。でも意外とまとをえていると思います。

■第1期(黎明期)
1956-へそくり社長-千葉泰樹
1956-続へそくり社長-千葉泰樹
1956-はりきり社長-渡辺邦男
1957-おしゃべり社長-青柳信雄
1958-社長三代記-松林宗恵
1958-続社長三代記-松林宗恵
前作「三等重役」で社長を演じた河村黎吉の急逝により、人事課長浦島で名演と評価された森繁が社長へ昇進します(ちなみにこの後多くの作品で初代社長の額に河村黎吉が飾られます)。ただしまだキャラクターが定まっておらず、社長三代記では森繁は洋行し加東大介が三代目社長を演じます。東京映画の「おしゃべり社長」は以前に書きましたがちょっと異風な作品です(私は好きですが)。

■第2期(模索期)
1959-社長太平記-松林宗恵
1959-続社長太平記-青柳信雄
1959-新・三等重役-筧正典
1960-新・三等重役 旅と女と酒の巻-筧正典
1960-新・三等重役 当るも八卦の巻-杉江敏男
1960-新・三等重役 亭主教育の巻-杉江敏男
これも以前書きましたが、社長太平記は正編、続編で監督が違い、モノクロからカラーという変化があります。「三等重役」という作品名への回帰と合わせ社長シリーズの迷いが感じられます。

以下の説明は明日以降。
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■第3期(躍進期)
1960-サラリーマン忠臣蔵-杉江敏男
1961-続・サラリーマン忠臣蔵-杉江敏男
1961-社長道中記-松林宗恵
1961-続社長道中記-松林宗恵
1962-サラリーマン清水港-松林宗恵
1962-続・サラリーマン清水港-松林宗恵

■第4期(黄金期)
1962-社長洋行記-杉江敏男
1962-続社長洋行記-杉江敏男
1963-社長漫遊記-杉江敏男
1963-続社長漫遊記-杉江敏男
1963-社長外遊記-松林宗恵
1963-続社長外遊記-松林宗恵

■第5期(熟成期)
1964-社長紳士録-松林宗恵
1964-続社長紳士録-松林宗恵
1966-社長行状記-松林宗恵
1966-続社長行状記-松林宗恵
1967-社長千一夜-松林宗恵
1967-続社長千一夜-松林宗恵

■第6期(終息期)
1968-社長繁盛記-松林宗恵
1968-続社長繁盛記-松林宗恵
1969-社長えんま帖-松林宗恵
1969-続社長えんま帖-松林宗恵
1970-社長学ABC-松林宗恵
1970-続社長学ABC-松林宗恵

(Hatena::Diaryより転載)

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