政変なるか?

2005-08-10

「小説 吉田学校」 1983年 東宝
解散総選挙で、反対派は公認しないという小泉さんの発言が真実味を増してきました。
武部さんは、「そうはいかない」とはじめは考えていたようですがトーンダウンしました。
森さんも、武部さんも旧主派になびきたいくせに
なんだかんだ小泉さんにつかざるを得ないのですね。

さて、今日の映画は戦後の混乱から講和、日米安保のあたりの政界を描いています。
吉田茂役が森繁、吉田学校の生徒、池田勇人が高橋悦史、佐藤栄作が竹脇無我。
政敵の鳩山一郎(民主党の鳩山さんのおじいさん)が芦田伸介、三木武吉が若山富三郎。
吉田茂の娘、麻生和子(この前まで大臣だった麻生太郎さんのお母さん)役は夏目雅子。
社会党の淺沼稲次郎は刑事コロンボの声でおなじみ小池朝雄。
政権の御意見番、松野鶴平(息子が松野頼三さん親子二代御意見番です)は適役、小沢栄太郎です。

ちらっと、二世、三世議院の事を書きましたが、この映画では今では亡くなったり、
引退しているような人が駆け出しの頃です。(中曽根、宮沢、竹下、安部晋太郎など)

森さん(前総理)が、彼は前回自民党が下野した時の幹事長なので、
「政権を手放すみじめさを経験したので、解散総選挙はやめた方がいい」
と、既得権丸出しのことを言っていましたが。
この映画に描かれた昔、55年体制までは、自民党という政党すらなく、
それなりに真剣に切磋琢磨しています。
別にきれいな政治じゃなかったのしょうが、今より面白いです。
今度の選挙も少しは面白くして欲しいのですが、やはり民主党、公明党次第です。
まあいいですこれは。

映画ですが、講和前がモノクロ、講和後がカラーになっています。
面白い色の使い方です。
なんといっても、森繁の名演に尽きるのですが、
高校生以上には最もわかりやすい戦後史の教材だと思います。

(Hatena::Diaryより転載)

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