くちづけ

「くちづけ」 1955年 東宝
不思議な三部作映画です。
監督が三人いるので、それぞれを監督していると思われます。
(筧正典、鈴木英夫、成瀬巳喜男)
製作が、藤本真澄、成瀬巳喜男の連名なので、総監督が成瀬という感じでしょうか。

一話が「くちづけ」:青山京子(この人は良く知りません、時代劇が多いようです)、
杉葉子
ニ話が「霧の中の少女」:司葉子、中原ひとみ
三話が「女同士」:高峰秀子、中村メイ子
それぞれに関連はありません。

それぞれ、年代の違う女性のコントラストを描いています。
(どちらかの恋愛を含め)
フォーカスが一話ごとに上の年代を狙っています。

一話では、青山の恋愛の中に杉の過去の思い出が重なるのですが、
三話では、高峰から見た、中村の恋愛を書いています。

ニ話は、藤原釜足と清川虹子の夫婦の娘、司葉子の学生友達の小泉博が遊びに来ます。
そして、司の妹、中原ひとみも含め休みを過ごすのですが、
両親は娘に万が一の事があるかと思うと心配です。

そこに飯田蝶子おばあちゃんがうまく介入します。
大人の意見を牽制して子供に味方します。
人数の少ない家族だったら亀裂になるところも、年寄りがうまく調整する。
そうか、そんな機能が昔はあったんですね。

三話はキャストが豪華です、上原謙、小林桂樹、チョイ役ですが、八千草薫も出ています。
大袈裟な演出ではないのですが、高峰秀子の細かい表情がとても良いです。

(Hatena::Diaryより転載)

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