月給泥棒

久しぶりに映画の話。

「月給泥棒」 1962年 東宝
厳しい経営の事態に社員諸君は気を引き締めてほしい、
結果を残せない者は月給泥棒だ、と専務から檄がはいります。
(台詞は若干違いますが)
しかしその専務は部下のBG(現代語でOL)にうつつを抜かし、
他の社員も、腰巾着、日和見などでかわします。

そんな中、バイタリティーと要領で出世しようとする男が、
上司に取り入り、取引先を奪い、
目的を果たそうとします。
しかも、気にいった女性の力をうまく利用して。

いってみれば、筋は植木等の映画と同じです。
植木が宝田明に変わり、また岡本喜八監督のテイストが出ています。

この頃の映画でよく、不景気という設定になっています。
景気循環で、不景気もあるのですが、全体には大きな成長期のなかの不景気です。
競合企業の増加、一部の貿易自由化、海外資本の流入などが
企業を圧迫していたのは確かだと思います。

国民の所得も年率ふた桁で伸びていましたが、物価も上がります。
そして70年代には、円切り上げや狂乱物価、オイルショックなどを迎えます。
今の中国を当時と重ねてみるのもわかる気がします。
(将来はわかりませんよ)

宝田の同僚役で、砂塚秀夫と二瓶正也がでています。
このふたりは、桜井センリと安田伸なのです。

(Hatena::Diaryより転載)

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